yellow chrysanthemum

日々のひとり語りをつらつらと.

平成最後の夏

 

中高生の頃はまだ "ブログ" が盛んな時代だった。わたしも"ブログ"をしており、特にオチもない、その日起こった出来事をただつらつらと記していた。

 

いつからか、世間は200文字制限で思いを伝えるツールや、写真だけで日常を伝えるツールを好むようになった。それは忙しない日々を送る人々が、限られた時間の中で物事をなるべく端的に把握したいと思うようになったからだろうか?

 

これはわたしが就職活動を通して感じたことと少し似ている気がする。

就職活動で求められるのは、「いかに短くあなたという人物やその人生を語ることができるか」だ。 なにが要らないものでなにが大切なものなのかを見極めて、要らないものは切る。

その能力はきっと今後のキャリアにおいても人生においても大事なのだろう。

 

だけど、それを 「勿体無い」とも思ってしまう。

せっかく日本語という素晴らしい言語を持つ国に生まれて、同じ意味でも細かいニュアンスを変える表現があるのに、なんでシンプルな言葉で余計なものを搾取して自分という人物を端的にあらわさねばいけないのだろう?

「余計なもの」だってじつは余計じゃないかもしれない。すごく勿体無い。

 

時間がない、めんどくさい、はやく伝えなきゃ、短く伝えなきゃ、

こんな背景の中で、短い文章がかっこいいって思われる風潮が少なくともあるのではないかというようにも感じる。

だけどそんな世界の中で本当に全ての人が自分の感じたこと、おもったこと、見たこと、気付いたことすべてと向き合ってそれを誰かにアウトプットすることができているのだろうか?

 

わたしは自分ができていないと思ったしそんな現状がすごく嫌だとおもった。

もっと自分が見たものをちゃんと記録したいし1人でもいいから誰かに見てほしい。

だからブログを始めようと思います。

平成最後の夏に。

 

こんな真面目ったらしいスタートですが、記す内容は主に恋愛備忘録や美容記録、映画備忘録やときたまオタク活動について、といったところです。どうぞよろしくおねがいします。

 

P.S. なんだかわからないけど平成最後の夏って色気がある表現ですよね!(笑)

 

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